pspell_new_personal

(PHP 4 >= 4.0.2, PHP 5, PHP 7, PHP 8)

pspell_new_personal個人の単語リストを有する新規辞書をロードする

説明

pspell_new_personal(
    string $filename,
    string $language,
    string $spelling = "",
    string $jargon = "",
    string $encoding = "",
    int $mode = 0
): PSpell\Dictionary|false

pspell_new_personal() は、個人の単語リストと共に 新規辞書をオープンし、辞書リンクIDを返します。この ID は他の pspell 関数で使用されます。単語リストは修正可能で、必要に応じて pspell_save_wordlist() で保存することも可能です。 しかし、置換の組は保存されません。置換の組を保存するには、 pspell_config_create() を用いて設定を作成し、 pspell_config_personal() で個人の単語リストを 設定し、pspell_config_repl() で置換のファイルを 設定し、pspell_new_config() で新規の辞書を オープンします。

詳細な情報および例については、pspell の Web サイト :» http://aspell.net/ にあるインラインマニュアルを参照ください。

パラメータ

filename

個人リストに追加された単語が保存される場所を指定します。 この場所には '/' で始まる絶対パスのファイル名を指定する必要があります。 そうでない場合は $HOME からの相対パスになりますが、 これは多くのシステムでは、"/root" であり、 おそらく望ましい結果とはならないためです。

language

2 文字の ISO 639 言語コードと オプションでダッシュまたはアンダースコアの後に 2 文字の ISO 3166 国コードからなる言語コードです。

spelling

英語のように複数のスペルがある言語に関して スペルの指定を行うものです。指定可能な値は、 'american', 'british', 'canadian'です。

jargon

同じ language および spelling パラメータを有する 2 つの異なる単語リストを区別するための 追加情報を有しています。

encoding

単語のエンコーディングとして予想されるもの。有効な値は、 utf-8, iso8859-*, koi8-r, viscii, cp1252, machine unsigned 16, machine unsigned 32 です。

mode

スペルチェッカの動作モードです。 使用可能なモードを以下に示します。

  • PSPELL_FAST - 高速モード (修正候補の数は最小)
  • PSPELL_NORMAL - 通常モード (修正候補はより多い)
  • PSPELL_BAD_SPELLERS - 低速モード (修正候補は多い)
  • PSPELL_RUN_TOGETHER - つながった単語を複合語 (legal compound)として考慮します。この場合、"thecat" には二つの 単語の間に空白はありませんが複合語となります。この設定の変更は pspell_check() から返される結果にのみ影響します。 設定変更後も pspell_suggest() は修正候補を返します。
mode は、これらのさまざまな定数を用いたビットマスクです。 しかし PSPELL_FASTPSPELL_NORMAL および PSPELL_BAD_SPELLERS は相反するため、 この中のひとつを選択する必要があります。

戻り値

成功した場合に、 PSpell\Dictionary クラスのインスタンスを返します。 失敗した場合に false を返します

変更履歴

バージョン 説明
8.1.0 PSpell\Dictionary クラスのインスタンスを返すようになりました。 これより前のバージョンでは、 リソース を返していました。

例1 pspell_new_personal()

<?php
$pspell
= pspell_new_personal ("/var/dictionaries/custom.pws",
"en", "", "", "", PSPELL_FAST|PSPELL_RUN_TOGETHER);
?>

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