SplObjectStorage::current
(PHP 5 >= 5.1.0, PHP 7, PHP 8)
SplObjectStorage::current — 現在のストレージの要素を返す
パラメータ
この関数にはパラメータはありません。
戻り値
現在のイテレータの位置にあるオブジェクトを返します。
変更履歴
| バージョン | 説明 |
|---|---|
| 8.1.0 |
SplObjectStorage::current() は、
現在の位置が不正な場合、
Error をスローするようになりました。
これより前のバージョンでは、
false を返していました。
|
例
例1 SplObjectStorage::current() の例
<?php
$s = new SplObjectStorage();
$o1 = new stdClass;
$o2 = new stdClass;
$s->attach($o1, "d1");
$s->attach($o2, "d2");
$s->rewind();
while($s->valid()) {
$index = $s->key();
$object = $s->current(); // current($s) と同等
$data = $s->getInfo();
var_dump($object);
var_dump($data);
$s->next();
}
?>上の例の出力は、 たとえば以下のようになります。
object(stdClass)#2 (0) {
}
string(2) "d1"
object(stdClass)#3 (0) {
}
string(2) "d2"
参考
- SplObjectStorage::rewind() - イテレータをストレージの最初の要素に巻き戻す
- SplObjectStorage::key() - イテレータの現在位置を返す
- SplObjectStorage::next() - 次のエントリに移動する
- SplObjectStorage::valid() - イテレータの現在のエントリが有効かどうかを返す
- SplObjectStorage::getInfo() - イテレータの現在のエントリに関連づけられたデータを返す
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